
2002年、日韓で共催されたサッカーワールドカップ。
最後まで諦めないプレーで観客を魅了したアイルランド代表の選手達と、スタジアムや街を緑で埋め尽くした、陽気で熱い(そして、飲兵衛の!)サポーターは、日本中で多くの注目を集めました。
その時の記録や写真は、東京・御茶ノ水にある日本サッカーミュージアムや、アイルランドの試合が行われた新潟・鹿島・横浜で見ることができます。
あれから5年たった今。。。
当時キャプテンを務めていたスティーヴ・ストーントンが、なんと監督に!
そして、ドイツ戦の劇的同点弾が印象深い、トッテナム・ホットスパーのFWロビー・キーンがキャプテンに。
現在は、デミアン・ダフ、イアン・ハート、スティーヴ・フィナンといった2002年のメンバーに加え、マンチェスター・ユナイテッドのDFジョン・オシェイ、レディングの若手FWケヴィン・ドイルなどが活躍しています。
現在は、来年オーストリアとスイスの共催で行われる欧州選手権の予選を戦っています。ドイツ、チェコ、スロヴァキア、ウェールズ、キプロス、サンマリノとホーム&アウェイのリーグ戦で、上位2チームが本大会に出場できます。昨年9月に始まり今年の11月まで続くこの予選、6月6日現在でアイルランドは暫定3位。2位チェコとの差は勝ち点1ですから、まだまだ分かりません!残りは5試合。次はスロヴァキアとアウェイで9月8日に対戦です。
今年3月24日、その欧州選手権予選・アイルランド×ウェールズ戦で、アイルランド・スポーツ界は歴史的な日を迎えました。

サッカーとラグビーのアイルランド代表ホームゲームは、通常ダブリンのランズダウン・ロード・スタジアム(Lansdowne Road Stadium)で行われますが、改修工事のため、現在使用できなくなっています。そこで代わりに使用されているのが、同じくダブリンにあるクローク・パーク(Croke Park)。
85,000人収容の巨大スタジアムクローク・パークは、アイルランド独自のスポーツ(ゲーリック・フットボールやハーリング)の聖地とも言えるスタジアムです。

そんな重要なスタジアムで、長年に渡りアイルランドを支配してきたイングランドのスポーツである、サッカーやラグビーの試合をするなんて、それまでとても考えられないことでした。
しかしアイルランドには、国際試合を行うのにふさわしいスタジアムがあまりありません。ランズダウンの改修を前に、サッカーとラグビーでもクローク・パークを使わせてもらえるよう、何度も協議が行われました。そしてついに、工事中のみに限って、サッカーとラグビーでのクローク・パークの使用が認められたのです。
クローク・パーク初のサッカーの試合となった、3月24日のウェールズ戦。アイルランドサッカー史上最高となる72,539人のサポーターが詰めかけました。試合は見事、1−0で勝利!決勝点を決めた選手は、その名も「スティーヴン・アイルランド」でした。
ウェールズ戦に続き、3月28日のスロヴァキア戦も勝ってクローク・パークでは2連勝中。ここで行われる次の試合は10月13日・・・強豪ドイツとの対戦ですが、たくさんのサポーターの後押しで、良い結果が出ることを期待しましょう。